ここちよいくらし
あいさつをする。そうじをする。着る服を決める。手をあらう。ごはんをよそう。水やりをする。
毎日のことだからていねいに。
自分で自分のくらし方を意識することは、ここちよく生きていくための秘訣です。
point
くらしのなかには手順があらかじめ決まっていることがたくさんあります。例えばそうじ。大きなものを拾う。ほうきで掃く。ちりとりでゴミを集める。ぞうきんをしぼる。。こうした手順には、心地よく生きていくための知恵がつまっています。
自分のために、みんなのために、自分でする。人に言われるからするのではありません。手本となるのは少し上の先輩です。「ああなりたい」という憧れが、「自分でかんがえるくらし」の第一歩となります。
むつみこども園では、「まち」と呼ばれる異年齢クラスでくらしています。ミーティング、お昼ごはんの用意、そうじなど、毎日のことはこどもが中心になって進めています。自分たちが何とかしないと。任されているから、頼られているから自分ごとに。そうして責任感が高まってくるのです。
重視しているのはこども同士の育ち合い。おとながいちいち指示をしていては、自分ごとにはなりません。こどもを信じて任せること。おとなもていねいにくらすこと。そうした姿もまた、こどもたちのモデルとなるのです。